ご参加の皆さまありがとうございました。
プノンペン大学、ペン セタリン教授による「カンボジアの民族とシルク」を拝聴し、日本人が日常に失ってしまった「絹」が、カンボジアの人々にとっては必需品であることが解って嬉しくなりました。
絹がもたらす健康な生活を、綿や羊毛だけならまだしも、安価で便利だとして石油で作られた繊維に交換してしまった不健康な生活について、さらに考えなければならないと思いました。私たちは、重い病気になって初めて、食べ物に目が行き、着る物にまで考えが及ぶのは最後の最後かもしれませんし、絹は身近に無くなりました。60年前には、東京23区内にも養蚕農家があって、多くの人々が繭に親しみ、真綿は日常にありました。絹は5000年の歴史が証明するように、人の身体を守り助けてくれます。
食用のシルク蛋白質の研究が進み、直腸癌を治すことも知られるようになりました。
肥満から抜け出す力、腎臓病を進行させない力、糖尿病を軽減する力などに付いての解りやすい説明がありました。
絹の化粧品の良さを体感したり、あちこちに会話の輪が拡がりました。
日本の絹を失わないように、色々な業種と結び合いながら、一回一回会を重ねて、研究や、提案をしながら会を存続させ、次世代の方々を巻き込んで、新世代へと繋げて行きたいと思います。
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